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湘南・西湘エリアでルアーゲーム バチ抜けのシーバスと河川のヒラメ狙う

2020年02月25日

闇夜に光る銀色のシーバス!狙い通りに仕留めて満足。サイズの割に良く引いた

 山々が新緑の緑に覆われたり、桜の花が咲いたり、羽虫が飛び始めたりすると「春が来た」「命の息吹」と感じる人も多いのではなかろうか。しかし筆者のホームグラウンド、湘南・西湘エリアでは海や川、特に河川河口部の淡水と海水が混じりあう汽水域においては陸上より一足早く2月~3月上旬に春が訪れる。今季は記録的な暖冬のようだが、汽水域の春は例年通りに訪れてくれているのでホッと一安心しているところだ。今回はバチ抜けパターンのシーバスと河川内のヒラメ狙いについて紹介したいと思う。 (久保田剛之)
 この時期、汽水域にはさまざまな小型のベイトが接岸している。ナミノハナやイナッコ、川シラスと呼んでいる恐らくイワシ系の透明な稚魚、そして稚アユにゴカイ類の産卵行動のバチ抜けと多種多様な小型ベイトが散見できる。そして、それらを捕食しに産卵後のシーバスやヒラメといったフィッシュイーターも河口の汽水域に数多くやってくるのだ。
 まずはバチ抜けシーバスゲーム。バチ抜けとはゴカイ類が産卵繁殖のために水面をウヨウヨと泳ぎ回る現象で、このウヨウヨしている1匹1匹をバチと呼び、砂からはい出て水面に湧く現象をバチ抜けと呼ぶ。今回釣行を行ったのは相模川だが、湘南・西湘エリアに注ぎ込むほとんどの河川でこの現象は起きる。
 小規模河川ではなかなか目視で確認することは難しいかもしれないが、シラスウナギ採取を行っていると網に入って来ることで確認できる。産卵後のシーバスは体力を著しく失っているので、逃げ回ることなく水面を流されて来るバチは格好の回復食になるようだ。
 このバチ抜け、日没後に潮位が高く潮が引き始めるタイミングで最も活発に行われる。この時期それに該当する潮回りは大潮後の中潮初日と中潮二日目。岸際を注視して探すと見つけることができるが、わざわざ探す必要はない。この時期の後中潮(あとなかしお)の下げのタイミングならシーバスは必ずバチも意識しており、2月は国道1号より下流、3月は銀河大橋下流と、バチが抜ける流域もハッキリしているのだ。
 釣り方もコツを覚えれば比較的簡単で、10センチ前後の細身のルアーをやや上流に斜めにキャストしゆっくりと巻いてくるだけ。ルアーが泳いでいる感触がギリギリなくらいがベストだ。すると水面にバシャっと出て来て捕食したり、水中で「ググン!」と持っていく。
 釣れてくる魚のサイズはなかなか選べないが40~80センチくらいまで。水面を広く観察していると水面のバチを捕食しているシーバスのボイルも確認できることも少なくない。
 もう一つこの時期のお勧めパターンは上げ潮のヒラメ。これも相模川のみならず湘南・西湘エリアのどの河川にもいえることだが、この時期の上げ潮では河川河口部周辺には稚アユが姿を現す。相模川の場合、その稚アユを追って河川内にもヒラメが侵入してくる。タイミング的には2~3月の潮の動きの大きな日の上げ潮が狙い目だ。
 攻略法だが、川の底の塩水層にヒラメがいる。いかにも底ギリギリにルアーを引いてくるのが正解のように思われがちだが、普段砂浜で引いてくるよりも上のレンジで食ってくることが多いのだ。恐らくブレイク沿いに移動しており、ブレイクの上段を遊泳する稚アユを襲っているのではないかと思う。
 底が砂地の場所でシンキングペンシルやワームをいったん着底させ、ゆっくりと巻いてくる。底から1・5メートルほど上を引いてくるイメージだ。すると「ガツン!」という気持ちの良いバイトでヒットしてくる。
 ちなみに写真のシーバスは2月13日に上がった50センチ。そしてヒラメは2月11日の早朝4時ごろの釣果でサイズは40センチほどだった。シーバスはランカーサイズも出るし、ヒラメは例年大きいものでは70センチを超える座布団ヒラメも出る。例年より暖かいから夜遊びもしやすいのでオススメだ。
<タックル> 【ロッド】Tenryu NEW SWAT SW97ML プロト
【リール】DAIWA CELTATE 4000
【ライン】山豊テグス STRONG8 1号
【リーダー】FAMELL 耐摩耗ショックリーダー20lb
【ルアー】シーバス:Megabass KAGELOU100F
ヒラメ:Megabass BottomSlash Plus HEAD&WORM 20グラム
<久保田剛之(くぼた・よしゆき)> 2人の娘を持つサラリーマンアングラー。相模湾をホームグラウンドとしながら東京湾、駿河湾にも精通。メインはシーバスだが、どんな釣りでもこなす。大型シーバスに照準を合わせる「狙撃スタイル」を得意としており、2012年は110センチ、104センチのモンスターシーバスを仕留めた。ジップベイツほか数社のテスターを務める。