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釣りニュース(中部)

ドボン落水体験 名古屋・港区

2021年08月14日

落水後、ひもを付けたクーラーボックスにつかまる葛西さん

 コロナ禍で密を避けて川遊びや釣りを楽しむ人が増えるなか、水難事故の件数も右肩上がりだという。名古屋市港区の第4管区海上保安部巡視船基地では1日、海の転落事故への啓発として救命具を付けた落水体験があり、参加してきた。
 開催前、参加者全員の体温測定と健康状態のチェック、さらに手指のアルコール消毒をしてから会場へ向かう。午前9時半、参加者25人がソーシャルディスタンスを取って集合した。
 まずは第4管区海上保安部交通部安全対策課の留置浩司課長と大迫巧係官の講話を聞く。今年の転落事故件数の推移は、現時点で昨年を上回っているとのこと。着用すると生存率が高くなるライフジャケットについて、その重要性に加え、固形式と膨張式、それぞれの注意点などの説明がなされた。
 10時、落水体験者が巡視船の甲板へ移動した。いよいよ落水体験の始まりだ。見学者は少し離れた岸へ。
 1番手は10時半、稲吉国夫さん(50)が膨張式の首タイプで落水した。なかなか膨張しないため、手動で膨張させた。海上に係官がいてアドバイスをくれる。続いて息子の恵大君(小4)が落水。恵大君は固形式のため、沈むことはなかった。2人そろって船上へ上がってきた。
 続いて服部恒輝君(中1)の落水の番だ。服部君も固形式を着用してドボン。葛西武志さんは固形式で落水後、ひもを付けたクーラーボックスを海面に投げてもらい、救助訓練を行った。
 最後に落水したのは私だ。私は膨張式の腰タイプを着用。着水から3秒くらい後に膨張すると思っていたら、1秒くらいで膨張した。その後、船から数メートル離れた。今度は船から少し水の入ったひも付きペットボトルが投げ入れられ、それにつかまると、船のタラップへ引き寄せられた。落水を体験したのは、女性を含め7人だった。
 体験後、最後は係官が固形式救命具の股ひもなしで落水し、救命具がスッポ抜けるパフォーマンスがあった。固形式の股ひもの重要性を再認識させられた。
 今回の体験会を通して救命具の正しい着用法や救助を待つ方法、携帯電話は防水ケースに入れて持参し、家族に場所と帰宅時間を知らせておくことなども勉強させてもらった。
 これから海のレジャーや川遊びに出かける際は、特に子どもには救命具を着用させるようお願いしたい。
 (中日釣ペン・小池辰雄)

講話を聞く参加者の皆さん

腰自動膨張式救命具が作動した状態