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釣りニュース(中部)

ヒラスズキ出た!! 愛知・飛島出船

2021年08月13日

珍しいヒラスズキを仕留め大喜びの伊藤翔君

 猛暑続きで夏バテしていると、仲間から「ブラー釣行はどう」と声を掛けられた。夜釣りならと7月31日、愛知県飛島村から仕立船「太平丸2(ローマ数字の2)」の4時間便で出てクロダイ、キビレ、コショウダイを狙ってきた。結果は3魚種とも顔を見ることができ、私の孫には名古屋港では珍しいヒラスズキが出た。
 会社のベトナム研修生チュオン・ホアン・チュンさん(24)が「海で釣りがしたい」と言っていたので誘い、それと夏休みに入っている孫の伊藤翔(小4)も連れて釣行した。船頭に冷凍虫餌を用意してもらっているので直接、船着き場へ車を走らせた。到着後、乗船手続きを済ませてから午後7時に出船し、潮見周辺を目指した。
 走ること20分でポイントに到着。アンカリングで船を固定後、雨が降るなか、釣り開始だ。メバルロッド7・3フィート、リール1500番、PE0・8号、リーダー12ポンドに自作ブラー2号、針はチヌ6&3号。
 チュンさんに釣り方を教え、私も始める。ブラー着底後、早めのテンポで食い気のある魚を誘うとコツコツ。合わせると、小気味いい引きで上がってきたのはキビレ30センチだ。今の時期にしては肉厚で太っている。同じパターンで連発した。
 船首で釣っている小塚康夫さん(52)にもアタリがあり、キビレのダブルヒットだ。「今がチャンスだよ」と皆に声を掛けると、チュンさんに待望のヒット。魚とのやりとりに「楽しい、楽しい」と大喜びだ。これもキビレだった。「こっちも来たよ」の声は小川浩一さん(56)。小さいがクロダイが上がった。
 雨も上がって雰囲気は最高だ。群れが回っているのか、その後もキビレとクロダイが続々。翔にもキビレが来たが「小さいのはリリースするね」と海に帰していた。今度は小塚さんと小川さんがダブルヒット。小塚さんはクロダイで、小川さんはキビレだった。
 「これでコショウダイが釣れるといいんだけどね」と私。すると、小川さんのロッドが大きく曲がった。何とコショウダイが姿を現した。「やった! サイズは小さいけど初めて釣ったよ」と笑顔の小川さん。「じいちゃん、翔も釣れたよ!」の声に振り向くと、翔がクロダイをゲット。その直後、私と小川さんにもクロダイが躍った。
 ライトタックルの釣りは超面白い。「今日は釣れるね」と会話が弾むなか、小塚さんのドラグが鳴って魚が走り回っている。
 「この引きは強すぎるね。エイかな?」と言うので「上げてみないと分からないよ」と私。案の定、良型のコショウダイで玉網入れして測ると40センチあった。
 後ろでチュンさんがロッドをたたかれている。「それはクロダイだよ、慎重に巻いてね」とアドバイスすると、チュンさんにうれしい初クロダイだ。「あとはコショウダイが釣れれば今日の本命3目達成だよ」と声をかけると「ハイ、頑張ります」とチュンさん。
 引きを楽しみながら25センチ以下のキビレをリリースするなか、徐々にアタリが減ってきた。「ひょっとして周りに大きい魚がいるのでは?」と話していると、チュンさんのドラグが鳴った。海面を割ったのはコショウダイで、見事3目釣りを達成した。
 続いて「来たよ!」と翔。「引きが強いからゆっくりでいいよ」と励まして玉網を用意すると、目の前でエラ洗い。シーバス? と思っていたら何とヒラスズキだった。「初めて釣った!」と翔は大興奮で、これには船頭も驚いた。
 私も若い頃はヒラスズキを求めて和歌山県まで通ったものだが、まさか名古屋港で釣れるとはビックリ。サイズは47・5センチだった。船頭は「翔君は何か持ってるのかな。毎回何か釣るからね」と感心しきりだ。その後は小塚さんにクロダイ。いぶし銀がまぶしいコンディション抜群の40センチに小塚さんもニッコリだ。
 時間が残りわずかとなるなか「今日みたいな日は最後にドラマがやってくるよ」と私。すると、チュンさんに強い引き。「ひょっとしてが実現したかな」と皆で見守っていると、42センチのコショウダイが登場した。チュンさんは「釣り楽しい、イイネ、イイネ」を連呼。ここで終了時間となって帰港した。
 釣果は29〜40センチクロダイ7匹、25〜30センチのキビレ12匹(25センチ未満はリリース)、29・5〜42センチのコショウダイ4匹、47・5センチのヒラスズキ1匹だった。4時間便1万8000円。(問)太平丸2(ローマ数字の2)=(電)090(1989)0808
 (HUNTER・伊藤宗紀)

当日の船中釣果