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釣りニュース(中部)

中スポ杯全日本アユ釣り選手権 16日・馬瀬川上流

2019年07月11日

(1)上田弘幸

 今年で第40回を数える「中日スポーツ杯争奪全日本アユ釣り選手権」は16日、岐阜県下呂市の馬瀬川上流漁協管内で開かれる。名実ともに友釣り日本一の座を決める夢舞台が、全国のファン注目のなか、いよいよ記念大会を迎える。この大きな節目に栄冠に輝くのは誰か。前日15日のワイルドカード大会・清流馬瀬川大会の勝者を含め、勝負は17人で争われる。決勝戦は午後0時40分、漁協前でホイッスルが鳴る。皆さんもギャラリーとして歴史の目撃者に。荒天・増水時は8月10日に順延される。 (海老原秀夫)
 記念大会にふさわしい超のつく豪華メンバーとなった。日本を代表するビッグネームがこれだけズラリと並ぶさまは、まさに壮観。友釣りファンなら「誰が勝ってもおかしくない」とワクワクする。今年は大会詳報をお届けする中スポ紙面と連動する形で、表彰式などの模様を動画配信する。
 注目はやはり昨年、中スポ杯5勝目を挙げ、小沢聡さんを抜いて優勝回数歴代単独1位になった上田。節目での6勝目に燃えているはずだが、そこは絶対王者。「いつものスタイルを貫くだけ」と涼しい顔。上田といえば、会場の下見をしないことで知られる。理由は「自分の釣る魚を減らしたくないから」。今年も上田流で臨む。
 そんな上田だが、話が昨年のマスターズ決勝・吉田大修(とものり)戦に及ぶと闘志をチラリ。30歳の吉田に最後に大まくりを決められ、9対12で敗れたのがよほど悔しかったようで「吉田君には負けない」とキッパリ。上田VS吉田からも目が離せない。
 ストップ上田に自信を隠さないのは小澤。昨年の中スポ杯決勝では上田、西部に次ぐ3位で連覇を逃したが、敗因はキッチリ整理されている。「昨年は出水後の新アカ狙いが判断ミス。思ったより数が伸びなかった準決勝の時点で気づけばよかったが、決勝でも新アカにこだわって失敗。上田君と西部君は残りアカ狙いだった。それさえ分かっていれば、スイッチが入るのは自分の方が早かったはず」
 しかも、小澤の釣りはこの1年でさらに進化を遂げている。従来の引き釣りに加え、昨年から点撃ち泳がせの奥義もマスター。「今年は状況に応じて直球(引き釣り)に変化球(点撃ち泳がせ)を交え勝ち切りたい」。小澤がここまで言い切る以上、上田VS小澤を本線と見るのが妥当か。
 とはいえ、今年は全員に勝機がある顔触れ。昨年2位のオールラウンダー西部は、持ち前の頭脳と機動力にさえを見せる。その西部に誰が気になるかと聞くと、レジェンド小寺の名を挙げた。「あの年齢でこの舞台に出てこられるのは本当にスゴイ!」
 一昨年2位、昨年は敗者復活トップ釣果の廣岡には、今年こその期待が懸かる。一発長打の魅力満点はジャパンカップ覇者の楠本。小澤を兄貴分と慕い、小澤のある所、常に楠本ありというくらい小澤の薫陶を受けている。釣りは直球、変化球とも自在。大一番で答えを出せば最高の恩返しに。
 山口は昨年の中ス杯を観戦していた姿が印象的。表彰台に立つ上田を目の当たりにしている時の表情に「次は自分」との気概があふれていた。多くのトーナメンターから「クセ者」と呼ばれる岡田も怖い存在。あとは当日の川の出来上がりがどうか。昨年のような渋いコンディションになると小寺、山本、丹羽ら立て竿師が一気に台頭する展開もあり得る。
 ◆大会要項
 【予選】午前5時45分~8時半。A(黒石えん堤下流~本郷橋上流)、B(本郷橋下流~旧保育園上流)、C(旧保育園上流~ふれあい橋)の3エリアに分かれ、各エリア上位3人の計9人が準決勝へ。
 【準決勝】午前9~11時。予選と同じA~Cの3エリアに分かれ、1エリアを3等分して40分ごとに入れ替わりで釣る。各エリア1位が決勝へ。決勝進出の3人には次年度の出場権が与えられる。
 【敗者復活戦】正午~午後2時。準決勝までの敗者で行う。エリアは神手橋~瑞穂橋歩道橋。上位2人に来年の出場権が与えられる。
 【決勝】午後0時40分~3時。瑞穂橋歩道橋~共益橋を3等分し、40分ごとに入れ替わり雌雄を決する。