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【岐阜】高原川・長良川・郡上

2019年5月29日(中日スポーツ紙面より)

高原川 日券売り上げ過去最高

 昨年、年券をそれまでの1万2000円から2万5000円に倍以上値上げし、全国で最も年券の高い河川となった高原川漁協(飛騨市)。ここまで強気のスタンスを取れるのは、賛否はともかく、川づくりへの自信の表れであるのも確かだろう。昨年のシーズン中、漁協にクレームなどはなかったという。「そもそも異論のある方は川に来られないでしょうから」と話すのは徳田幸憲参事。逆に毎回、日券を買ってでも通ってくる人は、それだけ価値を認めているということ。実際、昨年の遊漁券売り上げは年券こそ前年の3分の1になったものの、日券は逆に前年の3倍で過去最高。結局、売り上げは増えたというから、これはこれでさすがというべきかもしれない。

 放流量は昨年と同じ9200キロ。うち7600キロが湖産、1600キロがセンター海産F1。湖産は極力、遡上物でそろえるとしている。全体量の15~20%は後期放流分に回す。解禁は6月末を想定しているが、決定は6月10日ごろ。

長良川 遡上昨年より2週遅れ

 昨年は1番子が早く上る好遡上(そじょう)に沸いた大動脈・長良川だが、今年は平年並み。長良川河口堰(ぜき)の遡上計測実数グラフを見ると、昨年より2週前後遅れで推移しているのが分かる。昨年は最終的に84万匹超を数えたが、今年は60万匹前後にとどまりそうな情勢だ(河口堰では一部魚道での日中のみの計測のため、実際の遡上数は計測数の7~8倍とされる)。

 2週前後遅れは流域の各漁協による調査でも裏付けられている。長良川漁協(岐阜市)は昨年、3月下旬には1番子がどっと上っていくのを確認していたが、今年の初捕獲は4月11日。郡上漁協(郡上市)では今年、1番子が美並地区の相戸えん堤に到達したのはGW明け。昨年より10日遅かったという。

 この遡上遅れがどのような影響をシーズンに与えるかは予断を許さないが、実は昨年の郡上を見ると、早すぎた遡上がかえってアダとなった面もあるかもしれない。それは大和地区より下流での冷水病発症が解禁前の5月17日と異様に早く、解禁を直撃したこと。河口から上ってきた天然が冷水病菌のキャリアーになった疑いが持たれているのだ。その意味で今年は昨年とは違った展開になる可能性が高い。

郡上 増量して試験続行

 郡上漁協は今年も湖産の試験放流を行う。昨年は牛道川周辺に300キロ入れたが、今年は700キロに増量。牛道川周辺に300キロ、吉田川・町裏に300キロ、小駄良川に100キロの内訳となっている。漁協の村瀬和典さんが説明する。「豪雨による大水で確認できなかった部分もあったとはいえ、湖産を放流した牛道川周辺では、冷水病が出るなどの大きな影響は認められませんでした。そこで今年は量を増やして試験することにしました。F1が中だるみする時期に湖産が機能してくれる展開を期待しているのですが」。放流量は昨年より413キロ増の1万6643キロ。このうち湖産以外はセンター海産F1が1万2363キロ、同じくセンターの阿木川ダム湖産・戻し交配(阿木川ダム湖産F15のメス×阿木川ダム湖産天然のオス)が3580キロとなっている。