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2018年 アユ解禁特集 第1弾
【恵那】下流にはダム湖天然
2018年5月9日(中日スポーツ紙面より)
付知川でのF1放流風景

付知川でのF1放流風景

 昨年は雨に泣かされ、遊漁料収入が伸びなかった恵那漁協(中津川市)。巻き返しを期す今年だが、岐阜県魚苗センター産人工種苗の放流量を昨年の7000キロから4600キロに減らさざるを得ない状況に。ピンチではあるが、チャンスに変えようと、思い切った手を打ってきた。

 まずは昨年まで入れていたセンターの阿木川ダム湖産人工種苗をやめ、4600キロを海産系F1のみで固めた。しかも既に放流してある4300キロ(残る300キロは8月以降の後期放流分)のうち、3750キロは「吉村おとり」から上流に集中放流したのだ。

 漁協の本田隆博参事が説明する。「近年は河川を取り巻く環境の変化で『吉村おとり』前に流れ込む柏原川から下流の釣果が芳しくないという状況が見られます。そこで同店から上流の放流量は減らさず、昨年のままとしたのです」

 一方「吉村おとり」から下流には、本田参事が「最終兵器」と呼ぶ種苗を用意。これから漁協で採捕する阿木川ダム湖産天然がそれだ。550キロのF1に加え、これを500キロ入れる目標を立てている。

 同天然は「追う」と評判の魚。昨年までは付知川以外の河川に放してきた。付知川に入れなかったのは、琵琶湖産が自然繁殖した魚で、冷水病菌を保菌しているから。今回は解禁当初のF1に影響を与えない5月20日以降の放流とし、放流場所も下流(三本松、ローマン吊り橋下の2カ所)に限定する形で封印を解いたのだ。

 耐病性に難点のある阿木川ダム湖産人工種苗をやめたのも、同天然を入れることを前提にリスクを避けるため。考え抜かれた上での切り札投入なのだ。「サイズはF1の10グラム平均に対し、天然は3グラム平均。小さい分、機能するのは遅くなりますが、8月には独特の掛かり具合がアユ師を楽しませてくれるでしょう」と本田参事。

 放流戦略のほかに、もう一つ特筆すべき試みがある。それは全国初となる「ビギナーズエリア」だ。「初心者証」を掲示した人(年齢不問の自己申告)のみが利用できるエリアで、中津川の中津川市役所前に400メートル設けられる。期間はアユ解禁日(付知川以外は阿木川ダム湖産天然の単独放流となるため、解禁日は後日決定、7月上旬が有力)~8月16日。希望者は顔写真と1000円を添えて申請する。うれしいのは竿などの道具は無料レンタル。初心者登録者への「友釣り教室」も期間中3回開かれる。中津川ではエリア外でも友釣りOKとなっている。

高校生以下無料に

▼恵那漁協データ

解禁日 5月12日

放流量 付知川へは4600キロ(海産系F1)+目標500キロ(阿木川ダム湖産天然)

遊漁料 年券1万2500円、日券3200円(日券、年券とも女性・身障者は半額、高校生以下は無料)

(電)0573(65)5118

アユ解禁特集 第1弾